【LIVE SPARKS!】楽曲に込められたストーリーに没入し、色鮮やかなバンドサウンドで心を揺らす。Zeppツアーで証明したTRACK15の新たな進化

【LIVE SPARKS!】楽曲に込められたストーリーに没入し、色鮮やかなバンドサウンドで心を揺らす。Zeppツアーで証明したTRACK15の新たな進化 - all photo by 桃子all photo by 桃子
繊細で切実な思いがまっすぐに伝わる歌、そして、楽曲に込められた物語を彩るバンドサウンド。バンド史上最大規模となる東名阪Zeppツアー「TRACK15 ZEPP ONE MAN Tour 2026」の東京公演で、TRACK15はバンドとしての個性と持ち味を力強く体現してみせた。

【LIVE SPARKS!】楽曲に込められたストーリーに没入し、色鮮やかなバンドサウンドで心を揺らす。Zeppツアーで証明したTRACK15の新たな進化

華やかなSEとともに蓮(Vo・G)、高橋凜(B・Cho)、寺田航起(G)、前田夕日(Dr・Cho)がステージに上がると、フロアを埋めた観客から温かい拍手と歓声が起きる。アットホームな雰囲気の中で放たれたのは、最新シングル“夏色日記”。夏の情景と切ない恋心を重ねた歌詞、きらびやかなサウンドが響き渡り、瞬く間にオーディエンスを惹きつける。さらに疾走感に溢れるラブソング“ダーリン”、ドラマティックな楽曲展開を通してバンドとしての表現力が伝わってきた“ハルハル”、「俺たちと一緒に心で歌ってください」という蓮の呼び掛けがサビの大合唱につながった“私的幸福論”を次々と披露。抒情性と高揚感を共存させた、このバンドならではの音楽空間が立ち上がり、会場全体をTRACK15の色で染め上げていく。

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「大阪のバンドがこうやって東京のZeppでソールドアウト公演を迎えられるのがすごくすごく嬉しいです。ここにいるひとりでも多くの人が音楽を通して、TRACK15というバンドを通して、幸せになってくれればいいなと思います」(蓮)と語り掛けたあとは“シティーライト、今夜”。しなやかで力強いビート、色彩豊かなギターフレーズが共鳴し、オーディエンスの心と身体を解放していく。今年1月に初のホール公演(東京・LINE CUBE SHIBUYA)を成功させた彼ら。演奏力やステージングを含め、バンドとして確実な成長を続けていることは、この日のライブからもはっきりと感じ取れた。

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言うまでもなく、その中心を担っているのは蓮が紡ぎ出す言葉とメロディだ。個人的に最も印象的だったのは「誰かを一途に思う気持ちが、今夜報われますように」という蓮の言葉と一緒に届けられた2曲のバラード。別れを決めた恋人に対する思いを綴った“ブーケ”、《あまりに短いこの世は/君だけでそれだけで十分だな》というラインが涙腺を刺激する“ふゆのうた”はどちらも同じ人に向けられて書かれた曲だという。聴く者の心にいちばん刺さるのは、作り手自身がすべてをさらけ出すように生み出した楽曲。すべてのフレーズに生々しい思いを刻んで歌う彼の姿を見て、そんな当たり前のことを改めて思い知らされた。

愛する人に出会えた幸せを高らかに歌った代表曲“千年計画”からライブは後半へ。「あなたと僕たちの人生がハッピーエンドでありますように」(蓮)という願いとともに放たれた“ハッピーエンドで”の鮮やかな多幸感も強く心に残った。
スタルジックな手触りと嘘のない感情を込めた歌、色彩豊かな演奏で蓮の歌を際立たせるサウンド。バンドとしてのさらなる成長を証明した4人は11月1日、大阪城音楽堂でワンマンライブを開催する。彼らが紡ぎ出すストーリーの続きをもっとたくさんの人たちと共有したい。この日のライブを観て、強くそう思った。(森朋之)

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●リリース情報

配信シングル『夏色日記』

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配信中

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提供:06(o-six) records
企画・制作:ROCKIN'ON JAPAN編集部
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