【LIVE SPARKS!】ロックデュオ・SATOH、魂の熱演。マイクとギター、一人ひとりの“Friends”の大合唱の力で、世界を変える

【LIVE SPARKS!】ロックデュオ・SATOH、魂の熱演。マイクとギター、一人ひとりの“Friends”の大合唱の力で、世界を変える - All photos by Wakamiya TatsukiAll photos by Wakamiya Tatsuki
ロックやヒップホップといったジャンルの壁を軽やかに越境しながら、さらには、ハイパーポップをはじめとした多様なジャンルを次々とミクスチャーしながら、勇猛果敢にJロックの革新に挑み続けるロックデュオ・SATOH。最新EP『BAD MORNING』のリリースツアー、その初日公演が、4月4日(土)、東京・duo MUSIC EXCHANGEにて開催された。

【LIVE SPARKS!】ロックデュオ・SATOH、魂の熱演。マイクとギター、一人ひとりの“Friends”の大合唱の力で、世界を変える
サポートのベーシストとドラマーを迎えたバンドセットで行われたこの日のライブ、その熱き口火を切ったのは、最新EP収録曲のひとつ“新時代”。雨音と雷鳴が鳴り渡る暗転した会場に、Linna Figg(Vo)の歌声がまるで闇を切り裂くように鮮烈に轟く。台の上に上がり、勢いよく両手を左右に広げ、並々ならぬ大歓声を一身に受ける彼の姿は、まさにロックスター。「聴かせて!」とフロアに呼びかけると、1曲目とは思えぬほど大きな合唱が巻き起こり、間奏では、Kyazm(G)も台の上に上がり、狂おしく昂る情動をメロディアスなギターに託し伝え抜いていく。

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Linnaの歌と同じように、Kyazmのギターも非常に雄弁だ。観客も負けておらず、“モナリザ”、“21 century boys”、“TOKYO FOREVER”で懸命に歌声を重ねながらふたりの全身全霊の想いに応えてゆく。展開が進むに従って、どんどんカオティックな狂騒空間と化してゆくフロア。最新EP収録曲“暴竜”では、Linnaと観客が、文字通りリミッターを外して暴れまくり、“ニュータウン”では、Linnaと観客の歌声が分かち難いほどに深く重なり合ってゆく。

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同曲では、Linnaがマイクをフロアに託す度合いが特に多く、彼は歌い終わったあと、「ちょっとエモくなっていました」と曲中に感極まっていたことを正直に明かしていた。

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熱烈な展開はまだまだ続く。“young boy”では、《この曲が世界を変えるぞ》という輝かしい確信に満ちたラインを通して、一人ひとりの《young boy》に壮絶な覚醒感がもたらされ、“Paradox”では、フロアが煌々としたライトによって眩く照らし出される中、観客が合唱しながら何度もジャンプを繰り返してゆく。屈指のハイライトとなったのは、未発表の新曲“Friends”だった。Linnaは、大好きだというandymoriの楽曲“ハッピーエンド”の歌詞《ほんとうにまっすぐ歩くなら/あのカーブでみんなとも離れ離れ》を紹介しつつ、交わる時もあれば離れる時もある一人ひとりの観客に向けて、真摯に“Friends”を歌い上げてみせた。いつかこの曲の各ラインにも、またライブの場で交わるであろう一人ひとりの観客の合唱が重なる日が来るだろうと想像する。

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本編を締め括ったのは、“WORLD END LOVESONG”。Linnaも観客も、残されたすべてのエネルギーを出し尽くすように歌声を重ね合い、Kyazmのプレイも際限なくエモーショナルに昂る。魂と魂のぶつかり合いのような壮絶な大団円。当初は予定していなかったというが、いつまでも止まない声に応える形で急遽アンコールが実現。LinnaとKyazmのみが再びステージインし、Kyazmが鳴らすコードに合わせ、この日2度目の“モナリザ”へ。言うまでもなく、大合唱。リズム隊はいなかったが、生命のビートを胸の内に熱く感じ取れる、そんな感動的なクライマックスだった。(松本侃士)

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「BAD MORNING TOUR」
2026.04.04 duo MUSIC EXCHANGE

●セットリスト
01. 新時代
02. 急げ!!!
03. モナリザ
04. 21 century boys
05. TOKYO FOREVER
06. 暴竜
07. OK
08. Say Yeah
09. you hate caffeine
10. ニュータウン
11. young boy
12. Aftershow
13. マイル
14. 愛し合うとして
15. Supersonic
16. RAINBOW
17. ゆらせJP
18. Paradox
19. Friends
20. Fuse
21. WORLD END LOVESONG

Encore
22. モナリザ


提供:TOY'S FACTORY
企画・制作:ROCKIN'ON JAPAN編集部
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