【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力

【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力 - All photos by 清水舞All photos by 清水舞
インダストリアル×ダンスミュージックなSEとともに登場したのは、浦野リョウヤ(G)、龍野リョウ(B)、日野ユウキ(Dr)。浦野、龍野がお立ち台に上がり、ド派手なフレーズを響かせるとフロアを埋めたオーディエンスが凄まじい歓声を上げる。さらに中野エイト(Vo)が姿を見せ、最新ミニアルバム『BRAIN WASH』から“ライムライト”を放つ。濃密なファンクネスを感じさせるバンドグルーヴ、官能的なメロディラインが響き合うナンバーによって、会場のテンションをガッツリ持ち上げる。

【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力
続く“ブラックアウト”には鋭利なギターリフとともに憂いを帯びたボーカルが広がり、《いっそどこか/遠くへと誰も知らない場所へ》というフレーズが突き刺さる。とにかくメロがキャッチーで、身体を動かしたり、手を挙げるポイントも一発でわかるのがすごい。フェスなどで初めて出会った観客も絶対に楽しく盛り上がれるはずだ。

【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力
大阪出身の4ピースバンド、DeNeel。メンバーの音楽ルーツは久保田利伸、BOØWY、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやマルーン5までびっくりするほど広い。さらに驚くべきは、それらの音楽要素がしっかりオリジナル曲に反映されていること。R&B、ファンク、ハードロック、オルタナなどを自由に取り入れながら、独自のサウンドへと昇華しているのだ。

さらに特徴的なのが、80年代の歌謡曲から90年代のJ-POPの雰囲気を感じさせるメロディライン。そう、中野が響かせるどこか懐かしい歌メロこそがこのバンドの軸なのだと思う。

【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力
ライブの魅せ方も多彩だ。中盤の“プルースト”、“ノスタルジア”、“CITY”では、大切な人との別離、その経験の中で受けた傷から立ち上がる姿を描き出し、まるで演劇のようなステージを展開。さらに浦野、龍野、日野がファンクとヘヴィロックをぶつけ合うインスト曲を披露した後、しなやかなギターカッティングと《あなたはビジョン掴んでいるなら/三途を笑い見よ》というフレーズから始まる“Vision”でフロアの高揚感をさらに引き上げてみせる。

【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力
ライブの魅せ方も多彩だ。中盤の“プルースト”、“ノスタルジア”、“CITY”では、大切な人との別離、その経験の中で受けた傷から立ち上がる姿を描き出し、まるで演劇のようなステージを展開。さらに浦野、龍野、日野がファンクとヘヴィロックをぶつけ合うインスト曲を披露した後、しなやかなギターカッティングと《あなたはビジョン掴んでいるなら/三途を笑い見よ》というフレーズから始まる“Vision”でフロアの高揚感をさらに引き上げてみせる。音楽的な幅広さを活かしたステージングによって、オーディエンスの感情や気分をしっかりと揺らし、昂らせる。この感覚もまた、DeNeelの魅力だ

【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力
DeNeel流のディスコチューン“クレイジーレイジー”からライブは後半へ。エッジーなサウンドと親しみやすいメロディがひとつになったアッパーチューンを次々と放ち、すべての憂いを解き放つようなライブ空間を生み出していく。本編ラスト“ハルウララ”の温かいシンガロングも強く心に残った。

【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力
もちろん課題もある。やりたいことが多すぎてメンバーの技量が追いついていない部分もあったし、「カンガルーって前にしか進めないんですよ」から始まる謎のMCはややグダグダ(面白かったけど)。しかし、それは「この4人でしかやれない音楽を届けたい」という真っ当なモチベーションゆえに起きていることであり、そのまま彼らのポテンシャルの高さにつながっている。ライブ終了後、「ロックバンドなんですけど、ポップミュージックをやってるんです。大衆に届けたいので」と語った中野。彼らが掲げる「OSAKA REVIVAL POP」はここから、さらに幅広い音楽ファンを惹きつけるはずだ。(森朋之)

【LIVE SPARKS!】ジャンルと時代を超越。最新ツアーでDeNeelが示した「OSAKA REVIVAL POP」の魅力


DeNeel One-Man LIVE Tour 2026 -東京-
2026.02.21 Spotify O-WEST

●セットリスト
01. ライムライト 
02. ブラックアウト
03. カオス
04. 富と果実
05. 興味ない
06. ook
07. 導火
08. プルースト
09. ノスタルジア
10. CITY
11. Vision
12. ドラマ
13. クレイジーレイジー
14. 存在A
15. ゲシュタルト
16. ハルウララ

Encore
17. POP STAR
18. カナリア

WEncore
19. クレイジーレイジー


提供:SKID ZERO
企画・制作:ROCKIN'ON JAPAN編集部
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