新たなバンドプロジェクト「俺と、友だち」による下北沢SHELTERと武道館のライブを終え、次なるツアー「新しい旅」をスタートした2026年の宮本浩次。そのツアー「新しい旅」は、ソロもエレカシ曲もカバー曲も新曲もすべて渾然と披露され、しかもそれぞれの歌と演奏はこれまでのどのツアーでも到達し得なかったほどの「混沌の高み」へと到達していた。以前のツアーでは静謐さを湛えていた“光の世界”が、このツアーでは激情と美のギリギリのバランスを極めんとビリビリ震えるような曲と化していたし、約25年前のエレカシの頃にはどこか切なくユーモラスにも聞こえた”ハローNew York!”も、混沌の中にいる今の自分そのもののようなリアルで生々しい歌と化していた。ツアー「新しい旅」はその名の通り宮本浩次が未知の領域に踏み込んだ新しい旅そのものだ。人生は、まったく意味がないってことに気づいた。
生きるって、その人なりの最高の気持ちを求めること。
そうすると、意味なんかないじゃんね
「俺と、友だち」の足跡をBlu-ray+PHOTOBOOK+CD『俺と、友だち』に記録し、次へと歩き始めた宮本浩次に今の心境を訊いた。インタビュー=山崎洋一郎 撮影=Maciej Kucia (AVGVST)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年4月号より抜粋)
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