●前作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』について、あなたはミューズの集大成的な一作と位置付けていましたが、それに対して『ザ・ワオ!〜』をどう位置付けますか?「ある意味『ウィル・オブ〜』は、集大成的作品を目標に掲げてスタートしたというか……それで今回のアルバムで、さらにそれを突き詰めることができた気がするんだよ。アプローチの仕方として似ている部分もあるけど、今回はもっと踏み込んでいると思うし、特に“クライオジェン”は確実にそうで、自分たちの初期の楽曲をかなり意識的に参照してた。“ナイトシフト・スーパースター”に関しては、ダンスやディスコの領域で自分たちがこれまでやってきたことを振り返りながら、その最上級バージョンを目指して時間をかけて作り上げていった。少なくとも“ナイトシフト〜”ではその目標を達成できたと思っていて、これまでで最も完成度の高いものを作れたんじゃないかと思う。というわけで、アプローチ自体には共通する部分もあるけど、このアルバムには大きく異なる点がひとつある。それは今回、政治的なテーマや地上で起きている日常的な現実を反映したような内容がほとんど存在しないという点。このアルバムでは、もう少し精神的な領域へ踏み込んでみたいと思っていたんだよ。未知なるものを受け入れること、自分たちが知らないことを認識すること、そしてなぜ人間は否応なしにより高次の存在を求め続けるのか──そうした問いに向き合いたかったんだ。そこはこれまでのどのミューズの作品ともかなり違う部分だと思う。今回はそれをアルバム全体のテーマに据えたからね。だからこの作品には政治的なメッセージはほとんど含まれていなくて、それは意図的なものだったし、ここ数作と比べてこのアルバムを特徴づける大きな違いのひとつだと思うよ」(以下、本誌記事へ続く)「今作では、ミューズの集大成を突き詰めることができた。“クライオジェン”は初期の楽曲を、“ナイトシフト・スーパースター”はダンスやディスコの領域で最も完成度の高いものを作れたと思う」
ミューズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。
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