スッと耳に入って残る歌とは何か。その答えが定まることは永遠にないから、私たちはこうして音楽の語り合いを続けることができる。代表曲“最低”を含む全曲で「スッと耳に入って残る歌」を発揮している現役大学生シンガーソングライター・
れんから、その問いへの彼なりのアンサーをもらったのがこのインタビューだ。れんは、音楽に対して自然体な姿勢を守り抜いている。憂いも諦念も情熱も滲ませた自身の歌声が光るメロディの発明を楽しみながら、身体から自然とこぼれ落ちたものを純度の高いポップスに変えている。
TikTokで弾き語りコンテンツがトレンドだったコロナ禍真っ只中の2020年頃から注目を集めたれんは、いつメジャーデビューしてもおかしくない人気を見せていたが、目の前のSNSバズなどにとらわれることなく、時を超えて残る普遍的なポップスを作ることを大切にしてきた。そうして機が熟したベストなタイミングで、ついにメジャーデビューという新章をスタートさせた。
インタビュー=矢島由佳子 撮影=John Clayton Lee
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年7月号より抜粋)
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