reGretGirlが約2年ぶりのフルアルバム『LOVERS』をリリースする。これがすこぶるいい。結成当初は、忘れられない失恋や恋愛を歌うバンドとして大きな共感を集めたreGretGirlだが、年齢を重ねるごとに人間としての成長・成熟を刻みつけるように、失恋曲のみならず広い意味を持つラブソングも似合うバンドへと成長していった。苦しい時期もめっちゃあったけど、同じメンバーで続けて来れたのが大きい。これからもずっと、このメンバーで続けていきたい
そして今年、結成10周年を迎えた今、「愛」を歌うにふさわしい説得力と技量を手に入れた。『LOVERS』はそんなバンドの集大成とも言うべき素晴らしいアルバムである。バンドのソングライターである平部雅洋（Vo・G）は、今なぜ「愛」を歌い、やさしさや思いやりを衒いなく口にするのか。この10年を振り返りながら、改めてバンドへの思いをじっくりと語ってもらった。
インタビュー＝杉浦美恵 撮影＝小財美香子
（『ROCKIN'ON JAPAN』2025年7月号より抜粋）
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