『ELEVEN FIRE CRACKERS』って今、聴いてもすーげえかっこいいんですよ。認めざるをえない。
でも、あれを超えないで終わっちゃうと俺のピークあそこだってことになっちゃうから、それだけはヤだ
ELLEGARDEN活動休止の際も、その後に細美武士が活動を開始した際も(その時にはまだthe HIATUSという名前はなかった)、そしてELLEGARDENが活動再開した際も、JAPANでは第一声のロングインタビューで細美武士の思いと考えを真っ先に届けてきた。
今回のこの超ロングインタビューは、そうした重要な局面を告げる過去のインタビューに続く、あまりにも貴重なインタビューになった。細美武士が今どんな思いを抱き、これからどこへ向かおうとしているのか、そのすべてを細美は一気に語り尽くした。
ELLEGARDENから始まった細美武士の音楽キャリアは、思いもよらなかったELLEGARDENの活動休止によって最大の挫折を迎えた。だがその後にthe HIATUSをスタートさせ、MONOEYESも結成し、TOSHI-LOWとのthe LOW-ATUSも始動して、ついにはELLEGARDENも活動再開を果たした。つまり今の細美武士は4つのバンドを同時進行させている。ではこの先、これらの活動はどんなふうに展開して、その展開の中でアーティスト細美武士は何を目指してどこに辿り着こうとしているのか。
そのすべてを語り尽くしたのがこのインタビューだ。何一つ諦めずに闘いきって今に至り、52歳になった細美がさらにここからいよいよ最大の本勝負に挑もうとする、その魂そのものが語った言葉をしっかりと胸に刻んでほしい。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=石井麻木
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年6月号より抜粋)
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