過去の自分が頑張ってくれたから、乗り越えてきてくれたから、すべて今の自分につながっている。過去の自分には「感謝」ですね
今年3月3日、デビュー15周年を迎えたmiwa。アニバーサリーイヤーに突入し、同月、とても意義深いベストアルバム『miwa』がリリースされたところだ。デビュー前から路上やライブハウスで弾き語りを行い、自身の歌を発信し続けてきた彼女が、改めてセルフタイトルを冠し、そのヒストリーを振り返るように楽曲をコンパイルした2枚組作品。これがとてもいい。『miwa ballad collection ~graduation~』(2016年)、そしてシングル曲を集めた『miwa THE BEST』(2018年)と、過去にもベスト盤をリリースしてきたmiwaだが、今作は1枚目にエモーショナルな曲、2枚目にチルなイメージの曲をまとめるという構成で、miwa曰く「1枚目はライブがイメージできる曲、元気の出る曲、自分を鼓舞する曲」であり、2枚目は「歌詞に寄り添った情景が浮かぶような曲だったりノスタルジックな気持ちになる曲」とのこと。まさにそれはmiwaの歌の魅力の両軸を示すものではないか。さらにこの作品には、デビュー前の貴重な音源や最新曲“リアル”まで収録されていて、miwaがその時その瞬間に感じてきた光や希望が、現在地へと導いたのだということを感じさせてくれる。単なるベスト盤とは一線を画すこの作品をひもときながら、miwaの15年史を辿る。
インタビュー=杉浦美恵 撮影=横山創大
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年5月号より抜粋)
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