【JAPAN最新号】WANIMAの傑作? いや、ロックアルバムの大傑作になった4年ぶりのアルバム『Catch Up』。全20曲、生まれ変わったWANIMAの「今」をまるごと聴け!

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誰に支えられて、なんのために音楽しよるかっていう。
WANIMA・KENTAとしてのあるべき姿に気づけたのが、このアルバムを作るタイミングやったと思う

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』11月号にWANIMAが登場!

WANIMAの傑作? いや、ロックアルバムの大傑作になった4年ぶりのアルバム『Catch Up』。全20曲、生まれ変わったWANIMAの「今」をまるごと聴け!

インタビュー=山崎洋一郎 撮影=岡田貴之


WANIMAの4年ぶりのアルバム『Catch Up』、全20曲。このアルバムでWANIMAは変わった。そりゃ新しいアルバムなんだから少しはどこか変わったところぐらいあるだろう、と思われるかもしれないが、そんなことではなくて、新しいバンドに生まれ変わったぐらい変わったのだ。KENTAは「デビューアルバム」とまで言っている。そのとおりだと思う。
「本当のWANIMA」と言うと誤解を生むかもしれないが、このアルバムこそが本当のWANIMAの姿だと僕は受け取った。これまでのアルバムとは比較にならない手応えがあって、その変化と成長にとてつもない喜びを感じた。じゃあこれまでのWANIMAはなんだったの?と言われてしまうのはわかっているが、そんな議論よりもこのアルバムを聴いてみろよ、わかるから、と言ってしまいたくなる。
パンク、メロコアからミクスチャー、レゲエまで巧みに織り交ぜながらバラードまでもしっかり聴かせるハイスキルでタフなバンド、というのがこれまでのWANIMAだとしたら、今のWANIMAは「ロック」を土台にした骨太でスケール感のある楽曲がメインで、曲としての力をストレートに聴かせるストロングスタイルのバンドへと変貌している。もちろんジャンルのスパイスは効いているしバラードもあるが、一曲一曲の力と存在感が飛躍的に増しているのだ。歌詞も同様で、ほぼ全曲がストレートなメッセージで、茶化しやノリだけのワードは影を潜めた。
本気のWANIMAがここからはじまるのは明らかだ。(山崎洋一郎)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年11月号より抜粋)


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