現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』3月号にMr.ふぉるて・稲生司が登場!今ここで音楽を辞めたら、そこではじめて出会えた人とか、自分がやってきたこととか
全部なかったことになっちゃう不安とか怖さがあった
Mr.ふぉるて・稲生司、2022年に起きた事と決死の1曲“無重力を語る
インタビュー=古河晋 撮影=小財美香子
このインタビューは、昨年12月11日にLINE CUBE SHIBUYAで行われた「両手を広げれば今夜どこまでも飛べそうさツアー」のファイナル公演を観て、そこではじめて披露された新曲“無重力”を聴いて、すぐにオファーをした。そのライブではVo&Gの稲生司の身に起きたこと、2022年後半にバンドの裏側で起きていた重い出来事がはじめて赤裸々に語られていた。しかし、ただその出来事のことを語らせたいというのがこの記事の目的ではない。ある意味、歌うことがすべてな稲生司にとって絶望的とも言える出来事を超えて、大規模で見事な内容の全国ツアーが一本も欠けることなく行われ、この“無重力”というバンドにとっての最重要曲が生まれ、そして力強くバンドが歩みを進め始めていることに音楽のとてつもない可能性を感じずにはいられないからだ。改めて、Mr.ふぉるてという、どこまでも信じられるバンドがいるということを多くの人に知ってほしい。(古河晋)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年3月号より抜粋)
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