11月の米大統領選挙に向けて、現在候補者指名の予備選挙についての報道が連日メディアをにぎわせている。特に、民主党のヒラリー・クリントンとバラク・オバマ両候補の党候補指名争いは、全世界的な注目を集めている。
そんな中、先日遊説先のニュー・ハンプシャーで行なわれたオバマ氏の演説にいたく心動かされたというブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムが“The Yes We Can Song”という曲を突如制作/発表、現在動画をYou Tubeなどで視聴することができる。
オバマ氏の有名なフレーズ“Yes We Can”をタイトルに冠したこの楽曲について、ウィル・アイ・アムは「オバマ氏の演説を聞いて、それほど政治的な人間ではない自分が、マーティン・ルーサー・キング、ケネディ、リンカーン大統領の“ポジティヴな改革の時代”を思い出させた。自分たちでも“出来ること”をこの機会に呼びかけたいということで制作したんだ」とコメントしている。この楽曲は、同時にソウル・シンガーのリー・ドーシーの代表曲“Yes We Can”(アラン・トゥーサン制作)のオマージュでもあるとのこと。
ウィル・アイ・アムいわく「決してオバマ氏に頼まれてやったことではない」という今回の楽曲のPVは、ボブ・ディランの息子であるジェシー・ディランが撮影を担当。また出演者も豪華で、ハービー・ハンコック、ジョン・レジェンド、コモン、ニコール・ジンジャー、ニック・キャノン、タチアナ・アリといった有名ミュージシャンからスカーレット・ヨハンソンら俳優/女優やスポーツ選手らも出演している。
ウィル・アイ・アム制作のオバマ候補応援PVに有名アーティストがこぞって参加
2008.02.05 23:04