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最高の出演ラインナップを揃え、実に約11年ぶりに復活開催される「NANO-MUGEN FES. 2025」。そのテーマソングとして届けられたASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲が“MAKUAKE”である。力強いモータウンビートで転がるバンドサウンドを、小西遼による賑々しい管楽器アレンジと輪唱コーラスがあと押しする。このコーラスはぜひとも覚えて、フェス当日に歌わなきゃだめなやつだ。そのとき、「NANO-MUGEN FES.」は真の意味で再生を果たすだろう。さらに、ダブルタイトルのもう一曲“Little Lennon / 小さなレノン （Born in 1976 ver.）”は、くるり・岸田繁による豊穣な管弦楽アレンジが施された素晴らしい同世代コラボ。元々がソリッドなロックチューンの“Little Lennon”であるだけに、管弦楽と鬩ぎ合うようにしながら新鮮な視界を切り開いてゆくさまにドキドキさせられる。遠慮や手加減なしにぶつかり合う点であまりにも「NANO-MUGEN」な、ロックなトラックだ。さあ、これでカードは揃ったぞ。（小池宏和）（『ROCKIN'ON JAPAN』2025年7月号より）
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