そんなアルバム『Gen』を引っ提げて回るツアー「MAD HOPE」は、「そんなことしていいんだ!」「そんなことできるんだ!」という驚きもあったけど、それ以上に、コロナ禍以前のライブで何度も観てきたあの演出、あの客席の光景、あのMCのひと言──星野源のライブってこうだったな、という記憶がぶわっと蘇ってきた。
人は変わり続けるものだし、星野源も変わり続ける。だけど、すべて地続きでつながっている。6年ぶりに観たライブは、「暗い曲」ばかり作っていた頃に出会った人も、数々のタイアップで出会った人も、コロナ禍以降に出会った人も、星野源の音楽を愛する人全員を肯定するものだった。そしてアルバム『Gen』は、これまでの星野源の活動があってこそ、たどり着いた姿なのだと痛感した。
アルバム『Gen』について、発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号では表紙巻頭特集をお届けしている。ありのままにその想いを語ってくれたロングインタビューを掲載しているので、こちらもアルバムとあわせてぜひ手に取ってくれたら嬉しい。(有本早季)
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