【JAPAN最新号】“LADY”、“月を見ていた”、「TOUR / 空想」そして“地球儀”。2023年、米津玄師は何を考え、どこに向かってきたのか

【JAPAN最新号】“LADY”、“月を見ていた”、「TOUR / 空想」そして“地球儀”。2023年、米津玄師は何を考え、どこに向かってきたのか
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号に米津玄師の2023年を検証するテキストを掲載!

“LADY”、“月を見ていた”、「TOUR / 空想」そして“地球儀”。
2023年、米津玄師は何を考え、どこに向かってきたのか

文=小池宏和


米津玄師が2023年に残した足跡。シングル『サンタマリア』での2013年メジャーデビューからちょうど10周年という節目の年でもあったわけだが、むしろアニバーサリーさえ軽く凌駕するような驚きと喜びを次々と我々の眼前に差し出す活躍を見せてくれた1年であった。奏でられる音楽の素晴らしさはもちろん、今年も動画メディア上でのさまざまな活動にまつわる発言や、SNSを通じて遊び心たっぷりな謎解きの告知を行うなど、現代の生活者たちとダイレクトな繋がりを構築し続ける姿勢はかつて以上に興味深いものになり、それと比例して話題性を膨らませることになった。それまでにも米津の表現は世間を大きく賑わせるものではあったけれど、これほどまでに、彼のひとつひとつの表現がすべて社会現象レベルの大きなうねりを生み出してみせたことはなかった。今後人々の間で、とてつもないジャイアントステップとして記憶されることになるはずの米津玄師の2023年とは、一体どのようなものだったのか。本稿ではそのあたりをじっくりと検証し、総括してみたいと思う。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年12月号より抜粋)


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