【JAPAN最新号】これはもはや「ヨルシカ」というひとつの芸術。誰も予想しなかった深遠なる「物語」が刻み込まれた夜――日本武道館ツアーファイナルを徹底レポート!

【JAPAN最新号】これはもはや「ヨルシカ」というひとつの芸術。誰も予想しなかった深遠なる「物語」が刻み込まれた夜――日本武道館ツアーファイナルを徹底レポート!
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』4月号に「ヨルシカ LIVE 2023「前世」」日本武道館ツアーファイナルの徹底レポートを掲載!

これはもはや「ヨルシカ」というひとつの芸術。
誰も予想しなかった深遠なる「物語」が刻み込まれた夜――日本武道館ツアーファイナルを徹底レポート!

文=杉浦美恵


日本武道館でのライブを観終えて、少し呆然としたまま帰路についた。ヨルシカのライブのあとはいつもその余韻から覚めるのに時間がかかるのだが、今回の「ヨルシカ LIVE 2023「前世」」のそれは想像以上だった。こうして本誌にライブレポートを書くことになっても、それこそ《言葉如きが語れるものか》という気分で、あのステージが表現したものをどう文字にすればよいのか、何度も書いては消して、消しては書き、結局は感じたままを書き記すしかないと、今PCと向き合っている。
「前世」と題されたライブは2021年1月に配信で行われていて、そのライブ映像作品もリリースされている。水族館の大きな水槽の前で行われた幻想的なライブは、いまだ記憶として深く刻まれている。今回のライブも「前世」と題されていて、けれど「月光」の時のように「再演」とは銘打たれてはいない。前回の「前世」の時とは内容やセットリストが違うものになるということは、今回のワンマンライブ開催の情報が解禁された時から知らされていたが、だからこそ、どんなステージが繰り広げられるのか、まるで想像もつかなかった。配信ライブでの2021年の「前世」が、そのシチュエーションもあってか、幻想の中で「前世」の意味を抽象的に感じ取るようなものだったとすれば、今回の「前世」は明確に、オーディエンスにn-buna(G・Composer)の思考する「前世」を理解させるようなものだったと思う。ヨルシカというバンドが表現しようとしていること、そのテーマというか根幹こそがこれだったのではないかと思えるほどに。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年4月号より抜粋)


ご購入はこちら
他ラインナップはこちら
JAPAN最新号、発売中!Saucy Dog/別冊Official髭男dism/マカロニえんぴつ/BUMP OF CHICKEN/クリープハイプ/エレファントカシマシ/sumika[camp session]/ONAKAMA 2023/Mr.ふぉるて/ヤングスキニー/BE:FIRST
●Saucy Dog さらに高く飛ぶために――石原慎也、喜びと苦しみ、手応えと不安が入り乱れるSaucy Dogの今をすべて語る フォトカード付! ●別冊Official髭男dism 最新ホールツアー大阪公演レポート&ライブヒストリーでヒゲダンの「今」を読み解く! ●マ…
JAPAN最新号、発売中!Saucy Dog/別冊Official髭男dism/マカロニえんぴつ/BUMP OF CHICKEN/クリープハイプ/エレファントカシマシ/sumika[camp session]/ONAKAMA 2023/Mr.ふぉるて/ヤングスキニー/BE:FIRST - 『ROCKIN’ON JAPAN』4月号
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする