3月19日発売のCUT4月号には、今年4月以降に公開&配信を控える映画作品から、編集部厳選の49本を一挙紹介する恒例特集「誰も観てない映画特集」が掲載。そのインタビューのひとつとして、5月1日公開の『ラプソディ・ラプソディ』から高橋一生さんのインタビューを掲載しています。本作で高橋さんは破天荒なヒロインと勝手に結婚させられていた気弱な主人公・幹夫を演じています。幹夫は、高橋さん自身が10代、20代の頃に演じてきた役のコラージュのようなキャラクターだったと語りますが、それにプラスして今の年齢だからこそできるアプローチも重ねたことでできあがった役だといいます。以下、インタビューの一部を抜粋してお届けします!
そう思うようになったのも、役へのアプローチを深める中で、自身の年齢による経験が生きて来たからだとか。この役と自分の関係を線で結んだ時に、上下関係になってしまうんです。カットがかかる度に「幹夫、もっとこうやればいいのに」「こうしてあげたいな」と思うということは、俳優としてはちょっと怖いことだと感じました。普通はそんなこと思わないので
お芝居をやらせていただく上で、フィクションであってほしいということを、より自覚的に考えるようになったというのはあります。(中略)フィクション以上に残酷なこと、暗い話がどんどん起きていく中で、曲がりなりにも娯楽というものを背負わせてもらっている人間の一端として、どこかそこに救いを求めてしまっていて。社会がどんどん壊れていく中でブレーキ装置であってほしいというか… …。
怒らない男・幹夫のように、終始にこやかにお話してくれた高橋さん。撮影中も笑顔を絶やさず、現場をずっとあたたかい空気にしてくれました。映画、ドラマと出演作の公開が続く高橋さんですが、どの作品もガラリと空気感が違う役どころのようで、より今後の出演作から目が離せません。まずは幹夫とスクリーンで会える日を楽しみにしたいと思います! ぜひみなさんも本誌をお手元に、映画の公開に備えてください。(矢羽田佳奈)より深くまで精度高く測れるようになったからこそ、喜びや悲しみも感じやすくなっている。そういう強い感覚を受け取ることが増えたからこそ、時に柔軟でいることの大事さにも気づいたんです。ある種のいい加減さを許容できるようになってきたというのはあるかもしれません
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