メルボルンと東京をリモートで繋ぎながら結成されたロックデュオ・SATOH。ふたりとも別に「佐藤さん」というわけではなく、当時観ていたアニメのキャラからつけられたらしい。なんというカジュアルな由来! でも、日本でいちばん多い苗字の「佐藤」を英語表記にした、この土着的でありながらグローバルなアーティストネームにこそ、まさにSATOHの本質が表れていると思う。Linna Figg(Vo)がその目で見たもの、体で感じたことを語りかけるような言葉で綴った歌詞。ハイパーポップからポストパンクまでボーダレスなサウンドに「J-ROCK」の刻印を打つKyazm(G)のギター。ふたりのルーツや暮らしが滲み出た楽曲は、「今ここ」を生きる僕らを誰よりもリアルに描きながら、自由な音楽のパワーで「ここじゃないどこか」へと高速でぶっ飛ばしてくれるからだ。そんな新時代のリベレーター・SATOHが見つめる未来とは? JAPAN初インタビューで迫った。
インタビュー=畑雄介 撮影=小杉歩
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年10月号より抜粋)
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