今から5年前、ウェット・レッグのデビューはパンデミック只中のインディロックシーンに衝撃を与え、そのインパクトは彼女たちにグラミーをもたらすほど巨大なものだった。
しかしその一方で、ライブサーキットからのし上がってきた他の若手に比べ、一瞬で大ブレイクした当初のウェット・レッグは、ライブがそこまで上手いバンドではなかった。だから彼女たちは満員のオーディエンスの前で、巨大な会場で必死に回数をこなしながら、実地鍛錬を続けていったのだ。
その経験が「もっとライブで楽しめる曲を書きたい」というモチベーションに繋がり、新作『モイスチュアライザー』はよりパンキッシュでグルーヴィーな方向に行き、彼女たち自身もずっとオープンになり、リアンは自分を曝け出してクィアなラブソングを書き始めた。
そう、ウェット・レッグの過去数年の原動力こそがライブであり、彼女たちの3年ぶりの来日公演が、バンドの驚きの進化と変貌を伝えるものになったのは必然でもある。
ロッキング・オン最新号では豊洲PITをソールドアウトした、ウェット・レッグの来日公演をレポート。彼女たちの鮮やかなメタモルフォーゼに迫ります!(粉川しの)
ウェット・レッグの記事が掲載されているロッキング・オン5月号