M.I.A.の新曲“ボーン・フリー”の物議をかもすビデオが早速YouTubeから削除された。

問題のPVは4月26日にオンライン公開された。

ギリシャの政治状況を描いた『Z』などで知られる映画監督コスタ＝ガヴラスを父に持つロメイン・ガヴラスがこのクリップの監督。裸体や暴力的な描写が登場し、あらすじは思春期を迎えた白人の赤毛の少年少女たちが駆り集められて装甲車に乗せられて市街から連れ出されて、その後銃殺されるか、地雷原を走らされて爆死させられるというもの。

このクリップはもともとYouTubeに投稿もされていたがすでに削除されていて、サイトのスポークスマンはBBCの取材に対して同社でストリーミングするビデオの内容のポリシーについてのみ説明をした。

「ユーチューブではポルノや必然性のない暴力的描写などを禁止しています」とスポークスマンは説明している。「作品の内容がこうした方針に違反していれば、当方としては作品を削除することになります。また、同じユーザーが繰り返し違反行為を行った場合には、そのユーザーのアカウントを抹消することになっています」。

M.I.A.側からは今回の削除に対するコメントはなにも発表されていない。

一方で、M.I.A.はツイッターで待望の新作のトラックリスティングも発表している。タイトルはまだ明らかにされていないが、M.I.A.の書き込みによれば、「サジェスチョン募集中」だとか。ちなみにこちらから。(http://twitpic.com/1inn5o)

'The Message'
'M.I.A. Born Free Master'
'Meds And Feds'
'Lovealot'
'Tequilla'
'It Is What It Is'
'XXXO'
'Tel Me Why'
'Story Told'
'Space'

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