【JAPAN最新号】ポルノグラフィティ「20thライヴサーキット“水”」完全読本! 愛が水となり、音楽という果実が実る──挑戦と実験のツアーで見せた新境地を徹底レポート!

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デビュー27周年を迎えるポルノグラフィティは今、実に挑戦的で、それでいて確信的な活動を繰り広げている。2026年、彼らが辿った道はこうだ。まず2月11日にEP『種』を配信リリース。3月から始まったツアー(本当は2月末にスタートするはずだったが、岡野昭仁のコロナウイルス罹患により冒頭4公演が延期に)では、EP『種』の収録曲および未発表の新曲を多数披露。ライブを通して楽曲を成長させる、ツアータイトルは「20thライヴサーキット“水”」だ。それらの新曲はツアー中に続々とレコーディングされ、来る9月9日、アルバム『果実』として結実する。「ライブで曲が育つ」とはよく言うが、それは基本的にリリースされた楽曲が進化するという意味であって、文字通り種から育てていくなんて、言葉を選ばずに言えばデビュー前の若手バンドのようである。それくらい今のポルノグラフィティのやっていることはフレッシュで、円熟すらも越えた新たな境地に立とうとしているのだ。
「水」ツアーは、“アゲハ蝶”の一節《冷たい水をください》で始まり、最後は《綺麗な水をあげよう 望むまま》と歌う“愛が呼ぶほうへ”で終わる。1999年のデビューから今まで、誰とも似ていない、似せられない、追いつけないスタイルで音楽シーンを駆け抜けてきた彼らの根幹にあるのは「水」という名の「愛」だということも、今回のツアーでは示していたように思う。変わりゆく時代を力強く泳いできたポルノグラフィティは今、何度目かの絶頂期にいる。そう感じさせてくれた「水」ツアーとアルバム『果実』のドキュメントを、スペシャルライブブックとしてお届けする。(安田季那子)文=生湯葉シホ(ライブレポ)、天野史彬(レビュー) 撮影=西槇太一
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年10月号より抜粋)
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