「セーフゾーン」。初めての取材、ふたりと会話する中で自然と口から出てきたその言葉が、iVyの世界観を表わす最適な言葉だと思った。生きていると、傷付くことがたくさんある。誰のせいでもなく、自分に悲しくなる日がある。自分が生きているのか死んでいるのか、わからなくなる瞬間さえやってくる。だからfukiとpupuは、ふたりだけでiVyという居場所を作った。そこは誰にも邪魔させない、自分たちの「好き」や「楽しい」だけが溢れる世界だ。“セプタム”には《誰にも頼らないよ》という歌詞があるが、実際に彼女たちは完全にDIYで、ふたりの手でこの音楽プロジェクトを動かしている。最近ではkurayamisakaやiVyのバンドメンバーも務めた雪国などとともに、オルタナティブロックシーンを熱狂させている存在だと語ることもできるが、このインタビューではそこについて思うことも率直に語ってくれた。iVyを自分のセーフゾーンだと感じている人が今、世界中に増えている。インタビュー=矢島由佳子
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年7月号より抜粋)
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