宮本浩次が60歳の誕生月にリリースするニューアルバム『I AM HERO』は、間違いなく最高傑作だ。『I AM HERO』は、俺が作れる最後のロックアルバム……とは思いたくないけど、でもそれぐらいに思った
ソロデビューアルバム『宮本、独歩。』で見せた新たなあらゆる可能性、『ROMANCE』 でのカバー曲への挑戦と大ヒット、そして『縦横無尽』での小林武史プロデュースによるソロ宮本浩次の確立──そこからいよいよ「宮本浩次のすべて」を余すところなく表現し尽くす、表現者としてのクライマックスとなる作品がこのアルバムだ。
このアルバムにはロックの最強ポイントも、極上のJ-POPも、ヘヴィなラップも、リリカルなバラードもある。そのどれもが宮本浩次の「核」として鳴っている。宮本浩次にしかない、宮本浩次にしかできない、宮本浩次でしかありえない歌と音が純度100%で鳴っている。ライブでの宮本浩次に感じる「この人、すごい!」という言葉にできないほどの途方もないエネルギーと存在感が、全13曲の楽曲の中で音楽として鳴っている。宮本浩次の45年のキャリアは、ここに向かう旅だったのだと思い知らされるほどのアルバムに仕上がっている。
今号では、アルバムを語り尽くすロングインタビューと、過去の印象深い発言を追った「宮本語録」、そしてアルバムのロングレビューという総力特集で、『I AM HERO』と今の宮本浩次をたっぷりとお届けする。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=岡田貴之
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年7月号より抜粋)
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