【JAPAN最新号】定形を拒み、その瞬間に描いた理想を音とライブで表現するからこそammoが発する熱は冷めることなく広がっていく

【JAPAN最新号】定形を拒み、その瞬間に描いた理想を音とライブで表現するからこそammoが発する熱は冷めることなく広がっていく

日常を独自の視点で切り取りながら巧みに韻を踏み、ロックからヒップホップまで網羅するカテゴライズ無用のサウンド感を有り余る熱量を持ってライブハウスで放出し続ける大阪発の3ピースロックバンド、それがammoだ。2018年に結成され、大きく注目を集めるキッカケとなったのは、メンバー自身も転機になったと語る“寝た振りの君へ”。2020年4月に発表されたこの曲は暗闇の中でも寄り添ってくれる柔和でコクのあるメロディと《短く爪を切った日は/君に歌を歌いたい》に代表されるようなハッとさせられる歌詞の力が凄まじく、瞬く間に彼らの存在を轟かせることになった。サブスク配信はせずにCDとライブにこだわりながら歩みを進め、2022年5月に現体制となった新生ammoはより目覚ましい活躍を見せる。リリースや派手なプロモーションもなく、渋谷のSpotify O‐EASTでのワンマンをソールドさせたのはその証に他ならない。現場を沸かし続け、まさに満を持してのメジャーデビューとなる第一歩、期待しかないだろう。

インタビュー=ヤコウリュウジ 撮影=小杉歩
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年3月号より抜粋)


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