いつも思うんだけど、音楽とかバンドを続けることに関して『続ける』っていうのも才能なんですよね(junko)
様々な制約が課されたコロナ禍の時期にいち早く配信ライブを行い、VRライブハウス、YouTube番組『10獄放送局』の動画など、斬新なコンテンツを発信し続けながらライブも着々と重ねていた打首獄門同好会。最新アルバム『ぼちぼちベテラン』は、何があっても立ち止まらなかった「生活密着型ラウドロック」が抜群の切れ味を発揮している作品だ。ご飯を食べたら眠くなるという人間の真理、少年たちに伝えるべき切実なメッセージ、生ゴミの回収日を忘れることに対する警鐘、心地よい響きの言葉の連呼から生まれる昂揚感の追求など、幅広いテーマが粋なサウンドアレンジの数々で表現されている。結成20周年を迎える今年の活動への期待も高めてくれる今作について3人に語ってもらった。
インタビュー=田中大 撮影=岩澤高雄
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年3月号より抜粋)
『ROCKIN'ON JAPAN』3月号のご購入はこちら