現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』5月号にマカロニえんぴつ・はっとりが登場!誰からかはわからないけど「やれ」と言われてるような気がする。今、マカロニえんぴつを
はっとりが苦悩の先で今描く「愛と青春」とは?
メジャーファーストシングルに込めた思いを語る
インタビュー=小川智宏 撮影=ヤオタケシ
昨年11月の『愛を知らずに魔法は使えない』以来となるマカロニえんぴつの新作『「はしりがき」EP』。『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の主題歌となっている表題曲、JR SKISKIのキャンペーンテーマソングに選ばれた“メレンゲ”など、全曲がタイアップ曲だ。もちろんそれぞれの対象にしっかり寄り添っているのだが、聴いていて感じるのは、むしろ今のはっとりの等身大の心の内側である。《まだ あなたには自分を愛していてほしいだけなのです》と歌う“はしりがき”にも、《また僕を好きになりたい 生まれ変わったりする以外で》と歌う“メレンゲ”にも、『愛を知らずに魔法は使えない』の時とも、もちろん『hope』の時とも違う現状認識と自意識が映し出されている。
コロナ禍の真っ只中に「希望」という言葉を掲げたアルバムを出したということ、「生きること」や「愛」という大文字のテーマを堂々と掲げるEPをメジャー第1弾作品としてリリースしたこと。そして「スピードアップしていきます」という宣言からここまで走ってきて思うこと。さまざまな巡り合わせの中で進むマカロニえんぴつの今を、はっとりに語ってもらった。(小川智宏)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年5月号より抜粋)