【ロッキング・オンを読む】スリップノット、いよいよ始動! 新作を8月にリリースする彼らの快進撃を見逃すな

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スリップノットが、いよいよ動き始めた。世界19ヵ国のアルバム・チャートにおいて初登場でトップ5入りを果たし、アメリカやオーストラリアのみならずここ日本でも1位を獲得した『. 5:ザ・グレイ・チャプター』から5年、通算第6作にあたるオリジナル・アルバムがついに完成。8月9日に発売を迎える。バンドはそのリリースを待つことなく、すでに欧州各地のフェスを巡演しており、それに先がけて去る5月16日に公開された“アンセインテッド”のオフィシャル・ビデオは、1ヵ月ほどの間にYouTubeで約2800万回にも及ぶ視聴回数を記録している。

今作は『ウィー・アー・ノット・ユア・カインド』と命名されている。つまり「おまえらとは違う」というわけだ。なにやら意味深長さが漂うが、昨年のハロウィンに突如発表されたシングル“オール・アウト・ライフ”の歌詞の一節でもあるこの言葉の真意、従来以上に時間を費やしたという曲作りの秘密、新調したマスクで自ら“悪人”になりきることを決めたというコリィ・テイラーの現在の心境などについては、『ロッキング・オン』9月号にてたっぷりとお届けするので楽しみにしていて欲しい。

1998年以来活動を共にしてきたクリス・フェーンの解雇、バンドの頭脳ともいうべきクラウンことショーン・クラハンの末娘ガブリエルの他界といった痛ましいニュースばかりが届いていた今日この頃だが、スリップノットの進撃は止まらない。7月26日からはヴォルビートやゴジラ、ベヒーモスを従えての全31公演に及ぶ北米ツアーがスタートし、10月には豪州でのメタリカとの共演も控えている。そしてなんと2020年3月には、彼らの主催によるダーク・カーニバル、『ノットフェス』が、2014年、2016年に続いて日本上陸を果たすことも決定している。

この異形のバンドの1stアルバムが世に出たのは1999年のこと。それから20年にわたり、常にリスクを抱えながら世の予想を裏切り、ファンの期待を超越し続けてきたスリップノット。激烈音楽を2020年代へと導いていくのは、やはりこの集団なのである。まずはアルバムの到着を、心して待て!(増田勇一)



この記事はトム・ヨークが表紙巻頭の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。
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【ロッキング・オンを読む】スリップノット、いよいよ始動! 新作を8月にリリースする彼らの快進撃を見逃すな - 『rockin'on』 2019年8月号『rockin'on』 2019年8月号

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