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資料に「久々に放つ新曲」とあって、どれくらいぶりだろうと考えたら、去年4月の“愛着”以来だった(RADWIMPSのトリビュートへの参加とかはあったけど)。そんなふうに感じないのはもちろん彼らが相変わらずガンガンライブをやっているからだが、そのライブも、そして生み出される楽曲も、年々どんどん丁寧さを増していっているのが今のマイヘアである。まだ30代前半のバンドに対してはちょっと変な言い方だが、すごくいい歳の重ね方をしているなと思う。そんなマイヘアの今のムードを、この“ここで暮らしてるよ”はとてもよく表している。子どもの寝顔の写真を使ったアートワークもそうだし、ブラスの音が柔らかく包み込むようなサウンドもそう。《いいこともわるいことも/近くにある気がしているよ》《流行ってても 遅れてても/穏やかにみんな歳をとる/そんな風に世は回る》という椎木の歌詞と歌も、根っこに確かな信念を持ちながらも風に身を委ねるようにして人生を進んでいく姿を優しく浮かび上がらせる。(小川智宏)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年4月号より)
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