ただいま!
たった今Dirty Projectorsのライブから帰って来ました。ストリーミングされていたんですが、皆さん見てました???
普通は会社とか学校で全然見れてないですよね……しかし、そんな勤勉な皆さんに朗報です。24時間だけ再放送します。日本時間今日10日の夜10時からです。はっきり言ってまだ新作を聴いていない方は、彼らの場合ライブを見てから新作を買うというのは良い手だと思います。
http://www.youtube.com/bowerypresents
とにかく、このライブはマジで必見ですので!!!!!!! 今年私が見たライブの中でも一番と言いそうになるくらい本当に素晴らしいライブでした!!!!!!!!!!
それで、語りたいことはたくさんあるんですが、最新号のほうで詳しく書かせていただきたいと思っています。
しかしこんな風にバンドが大きくなるとは思ってもみなかったです。前作でブレイクして、今作は二回りくらい大きくなってしまった感じ。彼らは、コンセプトの強いバンドと思われて来たけど、そこから解放されてて、自分が良いと感じた音をとにかく思いっきり鳴らしてみよう、というような、そんな解放感と、それからぬくもりみたいな、それから愛、とか何からより解き放たれたような自由というか、が溢れでている、めちゃくちゃ良いライブでした。一番良い音を追求してみた、というようなことを、今回のインタビューでも語ってくれていて、その他にも、実は、なんとリル・ウェインの影響について語ってくれていたんだけど……でも文字数が足りなくてけずっちゃったのです。またご紹介させていただきます! アルバムのジャケ写もそんなところが表れていて、これまでとはまったく違うスタイルで、めちゃくちゃいい写真ですよね。
ドラマーが変わったのも心配だったんだけど、その割には、余計ビート主体になっていて、あんな良いドラマーがいなくなったから……なんて思う瞬間もなかったです。ドラムのスタイルは随分と違ったけど。
Dirty Projectorsってアルバムとライブがまた違って、ライブが本当にめちゃくちゃいんですが、今回は新作ばっかりやってそれが本当に良かったです。とりわけライブの1曲目と2曲目。ここで彼らが今回やろうとしたことがぱっと掴める感じで、しかもこんな人を幸せな気分にしてくれて、気持ちが思いきり上がるライブってあるんだろうか、という感じでした。デイヴがアーティストとして本当に大人になった、というそんな感じもとてもしました。彼がワンマンで作っている感じでもあるんだけど、でも、バンドメンバーの力に思いきり頼っているというところもまたスゴいと思います。それがライブだとよりわかるのです。
実は超面白かったのが、私の隣でヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ君が見てて、彼ら昔一緒に音楽を作っていたくらいだから仲が良いんだと思いますが、もう新曲をやっている時のエズラ君の視線が、思いきり固まっていたこと。一体何をどうやったのかひとつたりとも見逃さないというか、見ながら脳みそが高速回転してそうというか。なので、1曲終わるごとに彼の反応ばっかり気になってそればっかり見てました。結局新曲を演奏中は、ほとんど動くこともなく、顔も同じままで、終わりのほうで昔の曲が始まったらようやく笑顔になっていました。
実は、彼ら、今週末ピッチフォークフェスでトリ同士なんです!それも超楽しみです。今日のライブは、ミュージックホールオブウィリアムズバーグというところで行われたのですが、このサイズだったら私はNYで一番好きな会場です。今日も彼らのためにあるのかつうくらいの完璧なサウンドでした。ありがとう!
以下セットリスト:
1 Swing Lo Magellan
2 Offspring Are Blank
3 See What She Seeing
4 Gun Has No Trigger
5 The Socialites
6 About to Die
7 Cannibal Resource
8 Beautiful Mother
9 Dance for You
10 Maybe That Was It
11 Just From Chevron
12 Useful Chamber
13 Unto Caesar
Encore
14 Stillness is the Move
15 No Intention
16 Impregnable Question