アルバム『THANK YOU SO MUCH』発売前のツアー前半戦では、リリース前の新曲達を丁寧に鳴らす演奏と歌が印象的だったのだが、今日はもうはみ出しまくりで、とにかく楽しそうすぎる演奏と歌がとにかく圧巻。
「音楽という名のタイムマシンに乗せてもらった感が、今回はいちばん強かったかもしれないですね。どこにでも行けるんですもんね」
桑田佳祐がアルバム『THANK YOU SO MUCH』のインタビューで言ったこの言葉のように、波に揺られていたかと思えば、歓楽街でほろ酔ってみたり、六畳一間にいたかと思えば、宇宙に飛び出してみたり、新旧織り交ぜたセットリストは東京ドーム全体を、時代も時空も自由自在に行き交うタイムマシンにして、人生の粋も甘いもいろんな感情を呼び起こす。
そうやって、一人ひとりの思い出に寄り添うサザンの楽曲に込められているのは、たくさんの可能性だ。
人生どんなことがあっても、泣いて笑えば前を向ける。今を愛せる。
サザンはリスナーだけでなく、自分たちの可能性も広げ続ける。
「まだまだ上がいるから辞められません!」とMCで言い放ってくれたが、ライブをするたびにパワフルになっていくサザンをこちらもまだまだ楽しみにしてます、桑田さん!
そして、今日のファイナルを是非歴史に刻みたい!と言うことで、6月30日発売の『ROCKIN’ON JAPAN 8月号』で特集します!
続報、お待ち下さい!(大橋麻里奈)
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