このツアーは途中で仙台に行ったり個人的にも思い入れがあるが、ついについに「これだよ」というねごとを観ることができた感じがする。
幸子のあの、何物にもかき消されることのない高音が儚くではなくガツンと抜けてくることで訪れるエモーション。
ライヴが上ブレする可能性をひとりひとりがしっかり背負い、全員でねごとを引っ張っていく堂々とした姿勢。
デビューから5年、本当にいいロックバンドにねごとはなりつつある。
大げさな意味でもなく、彼女たちは本当にここからがスタートだ。
『VISION』の曲には意志がある。
そしてその意志だけがバンドを生まれ変わらせることができる。
今回のツアーであらためてそんなことを感じさせられた。
いいツアーだった。
お疲れさま!