キングス・オブ・レオン、ネイサン「もう30歳だし・・・」

3人兄弟と従兄弟1人というメンバー構成で、ファミリー・バンドとしても知られるテネシー出身のロック・バンド、キングス・オブ・レオン。カントリーやブルーズの埃っぽい手触りを残しつつも軽やかなモダンなロックとして鳴らしてみせるその手腕に反し、メンバーの平均年齢が20代半ば、というギャップがたまらない人気バンドだ。2000年に結成され、2003年にリリースされたデビュー・アルバム『ユース・アンド・ヤング・マンフッド』はスマッシュ・ヒットを記録。2007年4月に3rdアルバム『ビコーズ・オブ・ザ・タイムズ』をリリースしている。そんな、キングス・オブ・レオンのドラマーであるネイサン・フォロウィルのガール・フレンドへのプロポーズが、バンド内でちょっとした波乱を生んでいるようだ。

結婚といえば祝事なのに、なぜバンド内に波乱を呼んでいるのだろうか? 7月10日付の『Independent』紙のインタヴューに応えたバンドのフロントマン=カレブ・フォロウィルとネイサン。カレブは下記のように語っている。「だって、結婚しちゃうと、同じ女の子の歌しか歌えなくなるだろ」。対するネイサンは「ボノを見てみろよ、彼はずっと結婚しているじゃないか。僕はカレブとは違うんだ、もう30歳だし・・・」と応酬。そんなネイサンにカレブは細かく「違うだろ! お前は28歳だ」と突っ込んだりしているのだが、幼い頃から苦楽をともにしてきた兄弟(ネイサンは長男で、カレブは次男)。バンドを始めて以降も一緒に家を買ったりと二人三脚でやってきただけに複雑な心境なのかもしれない。

それにしても「結婚すると、同じ女の子の歌しか歌えなくなる」とは、なんともアーティストらしい発想。とはいえ、カレブいわく「ネイサンが歌詞を書いているわけじゃないんだけどね、でも・・・」ということらしいのだが。

なお、キングス・オブ・レオンは、8月5日に行われるロラパルーザに出演する予定。また8月2日から9月末にかけて、ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブとともにアメリカ・ツアーを行う。
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