現在ライブハウスツア―「WurtS LIVEHOUSE TOUR Ⅲ」を開催中のWurtS。ライブ活動を本格化させた昨年以降、ツアーを立て続けに開催し、フェスにも引っ張りだこ、生粋のライブアーティストへと一気に変貌したWurtSだが、この急激な「変化」そして「進化」。これがやはりWurtSの核心なのだ。今起こっている変化こそが今後のWurtSの在り方なのかなって思ってます
現在開催中のツアーでも「変化球」というテーマを掲げ、攻めに攻めた演出とセトリを披露している。WurtSの飽くなき実験精神は、ライブという「生」の現場においても決して損なわれていない。むしろ生き物のように柔軟に蠢きまくっている。
そして、ライブという「瞬間」を生きる現場に身を置き、数多のリスナーと感情や体温を交わし合ってきた、今のWurtSのみずみずしい心の在りようは確かに作品にも映し出されている。
5月にリリースされたEP『エヴォリューション』に、映画『ブルーピリオド』の主題歌である最新曲“NOISE”。ここには、自分と同じ繊細な魂を持つ同志に語り掛けながら、自らの人生に勇敢に、切実に、静かに、向き合うWurtSの生身の姿が見えてくる。今まさに目覚ましく進化するWurtS。その姿を言葉に残し、伝えるべく、本人に話を聞いた。
インタビュー=天野史彬 撮影=Yuji Watanabe(Perle Management)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年8月号より抜粋)
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