レッド・ツェッペリン、新ドキュメンタリー映画いよいよ公開! ロック史の新たな文化遺産に迫る

レッド・ツェッペリン、新ドキュメンタリー映画いよいよ公開! ロック史の新たな文化遺産に迫る

カウントダウン開始!! レッド・ツェッペリンのドキュメンタリーフィルム『Becoming Led Zeppelin』、アメリカでは遂に2月5日に18地域、約200館にてIMAXで先行上映、7日から一般公開と発表され、日本でも詳細未定ながら配給は決まってるという情報があったので、上映される可能性は極めて高い。IMAXでのツェッペリン体験、どんな同時代派だって体験したことのないツェッペリンが降臨するのだから新しい物語の誕生と言っていい。

ツェッペリンのフィルムには『レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ』があり、あれは73年のライブを軸にメンバー等のプライベートや幻想シーンを交えたものだったが、今回はまさにタイトル通り初期ツェッペリンにスポットを当てており(『レッド・ツェッペリンII』のリリースあたりで終わるという)、トレーラーを観ると幼、少年時代の映像もあったり、メンバーたちがインタビューに応えてるのが期待感を高める(ボンゾのは未発表ものだそう)。07年12月10日、大恩あるアトランティック・レコードの創始者アーメット・アーティガンの追悼コンサートで行った唯一の再結成ライブ以外は、リマスターなんかにも冷淡な印象の強いロバート・プラントがしっかりと応えているのも、こうした大きなプロジェクトならではだ。

監督は、ジャック・ホワイトやT・ボーン・バーネット等が協力したルーツミュージックを探ったフィルム『アメリカン・エピック』で高評価を受けたバーナード・マクマホンだけにメンバーたちも気合が入っているのだろう。69年の「フィルモア・ウェスト」、「アトランタ・ポップ・フェス」、「テキサス・ポップ・フェス」などのライブ映像も発掘されているという。

ツェッペリンの最初期の映像というと69年3月デンマークのテレビスタジオで撮られたものがよく知られているが、当然そのあたりも入っているのだろうし、最新技術でIMAXに耐えうる質になっているというのだからどれだけ期待してもし過ぎることはない。あの巨大スクリーンに金髪を振り乱し咆哮する美神や、ペイントのテレキャスターを抱えた男たちが帰ってくるのだ。カウントダウン開始!!(大鷹俊一)


レッド・ツェッペリンの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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