【JAPAN最新号】SEKAI NO OWARI、ライブハウスツアー「Terminal」が見せたセカオワの軌跡と素顔と未来。そして“最高到達点”を経た今を語るロングインタビュー

【JAPAN最新号】SEKAI NO OWARI、ライブハウスツアー「Terminal」が見せたセカオワの軌跡と素顔と未来。そして“最高到達点”を経た今を語るロングインタビュー

最近、思うんだけど何を言うかより、誰が言うかのほうが大事だなって。
俺は俺なりに苦しんで戦って生き残ってきた人間ではあるから
その人間がこの言葉を吐くと伝わるんだろうな(Fukase)


客電が落ち、発車のベルが鳴り響き、機関車の音が聞こえてくる。1曲目“ムーンライトステーション”のイントロが鳴り、メンバーが姿をステージに現した瞬間、悲鳴のような歓声とともに「近い!」と叫ぶ声が聞こえた。そりゃもう、近いよ。だってライブハウスだから。SEKAI NO OWARI、11年ぶりとなるZeppツアー「Terminal」セミファイナル、Zepp Haneda。アリーナやスタジアムで強烈な世界観を全力で表現するSEKAI NO OWARIもいうまでもなく最高だが、ライブハウスの距離感と親密さの中で出会うセカオワはそれとはまったく違うものだった。ライブ中Fukaseは足元のモニタースピーカーに足をかけて「ロックだからな」と冗談を言っていたが、まあロックかどうかは別にして、普段丁寧に、きれいにラッピングされているエモーションが溢れ出す感覚は確かにあって、改めてこのバンドがなぜこんなにも人の心を惹きつけるのか、その秘密の一端を垣間見た気がした。(ライブレポートより抜粋。レポート&インタビューは本誌記事に続く)

文=小川智宏 インタビュー=古河晋 撮影=横山マサト
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年1月号より抜粋)


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