アバが、ステージでド派手な衣装を着ていた「奇妙な理由」が再び話題となり、「FAR OUT」が取り上げているので紹介する。
2014年に出版された写真集『Abba: The Official Photo Book』で、アバのメンバーであるビョルン・ウルヴァースが「節税のため」に派手な衣装を着ていたと明かしていたという。
当時、スウェーデンの税務当局は日常生活で身に着けられないような、仕事用に購入された衣料品に対して特別な税金控除を設けており、アバは派手な衣装を着て当局にアピールしていたとのこと。その税金控除はポップ・バンドのステージ衣装のために作られた訳ではないが、アバは普段着とは程遠い格好をして節税しようとしていたそうだ。
2007年にビョルンは、1999年から2005年の間にスウェーデンの税金8,500万クローナ(現為替で約11億円)を支払わなかったとして不当に告発され、その訴えに対して不服を申し立てている。そして、法廷で勝利を勝ち取った彼は、「常に私が税金に関して正しいことをしてきたと書面で知らされたことについて、嬉しく思っています」とコメントしていた。
その後、スウェーデンの税法はいくつか変更がなされ、当局は、長年にわたり柔軟であった「仕事用に購入された衣料品に対する特別な税金控除」を利用することを制しているそうだ。
なお、「ELLE」や「Vulture」などで執筆しているライターのNicole Cliffeが、最近Twitterで「アバがワイルドなコスチュームを着ていたのは、衣装代を経費で落とすこと目的だった」と投稿していたことから、この話題が再び「FAR OUT」で取り上げられたようだ。