グラス・アニマルズの楽曲“Pork Soda”が理由でパイナップルの持ち込みが全面禁止となっていた「レディング&リーズ・フェスティバル」だが、禁止にも関わらずパイナップルを持ち込もうとした客は少なくなかったようだ。
同楽曲の中には「pineapples are in my head(パイナップルが僕の頭の中に)」という歌詞があり、ファンの間ではこの曲が演奏される際にパイナップルを持ち込む慣例がある。フェスティバルの主催者はこれによってグラス・アニマルズの終演後に会場にパイナップルが散乱することを懸念し、会場への持ち込みを全面禁止とすることを事前に発表していた。
「レディング&リーズ・フェスティバル」の終演後にインタビューを受けたグラス・アニマルズのフロントマン、デイヴ・ベイリーは以下のように語っている。
「悲しかったのは、誰かがツイッターに上げてた画像を見た時なんだけど、荷物検査で没収された大量のパイナップルでいっぱいになってるゴミ箱が写ってたんだ。パイナップルで満杯のゴミ箱なんて、本当に悲しかった」
しかし本物のパイナップルを持ち込めない代わりに代用品を考え出したファンもいたようで、デイヴが「中には、創造力を使ってくれた人たちもいた」と言うように、空気注入式のビニール製のパイナップルを持ってきた客も多かったようだ。
ビニール製のパイナップルを掲げる観客たちの様子は、「BBC Radio1」がツイッターで公開した映像で観ることができる。
Surfing on a sea of pineapples, it's @GlassAnimals with 'Gooey' 🍍🏄
— BBC Radio 1 (@BBCR1) 2017年8月26日
Don't miss their #ReadingFestival set 👉 https://t.co/Zk0CKHPF6X pic.twitter.com/u1nLU6hHSe
また、デイヴはこの他にも一連のパイナップル騒動について、「このパイナップルの件は本当に手に負えなくなってきてるよね。でも面白いよ。(中略)昨日はライブの間、何千個ってぐらい大量のビニール製のパイナップルを見た。そのパイナップルの上をライディングしてる人もいたぐらいだよ。僕がパイナップルに飽き飽きしちゃうことはたぶんないと思うけど、そろそろザクロとか、何だろう……メロンとかに変えてみてもいいんじゃないかなとは思う」とも話していた。
「パイナップル禁止令って何?」