シカゴから吹いてきた天井知らずのロマンの風:ブリジット・コールズ・ミー・ベイビーが新作『イリヴァーシブル』を届けてくれた。「Sophomore Slump」(2年目のスランプ)なんて言葉もあるくらい、セカンドは難しいとされる。だが、00年代ギターロックの疾走感を維持しつつシンセポップのきらめく哀愁も難なく融合させることで、独特な美学/世界観を更に広げた成長作になったのは嬉しい。
ロッキング・オン5月号で、バンドの主格にして美声を誇る主砲=ウェス・リーヴィンズに過去2年の経験やアルバムの背景を聞くことができた。ぜひお楽しみに。以下に、本誌に含められなかった「アウトテイク」をどうぞ!(坂本麻里子)
●昨年頃から、ライブのセットにセカンド収録曲が追加されていました。「ツアー中は気が散るから曲を書けない」と語るミュージシャンは割りと多いんですが、あなたは逆のようですね?
「僕たちにとっても初だった。ただ、今作はそうするしかなかったって言うのかな、去年はツアーに出っ放しだったし、24年もさんざんプレイしたから。ロードで曲を書けるか怖かったけど、実際にやってみたら案外楽しくて。今後またこういう風に曲を書くかどうか分からないけど、今回はうまくいったよ」
●ライブで新曲を披露するのは、セットの流れに「何これ? 知らない曲……」と沈黙部が生じるのでリスキーでもあります。それでも敢えて試運転し、曲を磨きたかった?
「そうだね。おかげで、オーディエンスも今やこれらの曲のDNAの一部になってくれているんだ」
ブリジット・コールズ・ミー・ベイビーの記事が掲載されているロッキング・オン6月号