「Scoop!」ツアー、全27本(!)のファイナルであるZepp DiverCity公演。4月にツアー「HOME」で同じ会場で観たときから、歌もバンドサウンドもびっくりするくらい進化していて、今回のツアーがThis is LASTを格段に強くしたということがめちゃくちゃ伝わってきた。
鹿又輝直(Dr)のドラムがとてつもなくパワフルになっていて、サポートの芳井雅人(B)とのグルーヴが体の芯まで迫ってくる。ノリの良さ、キメの気持ちよさ、抑揚──すべてがパワーアップしていることによって、菊池陽報の歌がますます太く気持ちよく伸びてゆく。何度も聴いた“殺文句”や“愛憎”も今のLASTが奏でるとまったく新しい曲のように聴こえたし、こうやってあれこれと考えられなくなるくらい最後の“カスミソウ”と“オムライス”の爆発力がヤバかった。
MCでも陽報が言っていたけれど、今回のツアーでは精神的に不安定になるくらいバンドとしての大きな壁にぶち当たったらしい。陽報が、そしてLASTがどうやってその壁を乗り越え、進化を果たしたのかについては、発売中のJAPAN1月号にて赤裸々に語ってくれている。来年3月から開催される全国6都市ホールワンマンツアーの前に、LASTの「今」をインタビューでしっかり確かめてほしい。(畑雄介)
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This is LASTのライブがびっくりするくらい進化していることが伝わった「Scoop!」ツアー。その進化の裏側にあった苦悩はJAPAN1月号のインタビューにて!
2024.11.30 23:25