ネットでのファイル共有ソフトがもたらす著作権侵害が初めて問題となったナップスターについて、ジャスティン・ティンバーレイクはもし自分がナップスターが問題となった頃に大学生だったら、きっと音源ファイルの違法ダウンロードを自分も行っていただろうと語っている。
来年1月に公開される映画『ソーシャル・ネットワーク』でジャスティンはSNSのフェイスブックを開発した大学生ショーン・パーカー役を演じているが、実はこのパーカーはナップスターの共同開発者でもあった。ナップスターはネット上でファイルを共有できるソフトで、無数の音源ファイルがこのソフト上でただでやりとりされたため、その後アメリカで裁判にも発展する大きな社会問題になった。
今度の映画についてNMEの動画インタビューに応じたジャスティンは、その後99年にアメリカ・レコード産業協会から訴えられることにもなったこのファイル共有ソフトの開発者たちに対して共感すると語っている。
「あの騒ぎについてはあんまり個人的には影響されなかったっていうか、あの頃はもう19くらいだったからね」とジャスティンは説明する。「だから、違法だとする側についても、使ってる側についても、両方よくわかってたんだ。高校を中退してなかったから、きっとぼくも大学まで行ってただろうし、それだけやるのが簡単だったなら、きっといろんな音源をダウンロードしてたと思うよ」。
ジャスティンはさらにこう続ける。「だから、レコード会社が追っかけて被告にされた、あの大学生たちがすごく自分のことのように思えちゃうんだよ」。
また、ジャスティンはナップスターのようなサイトがレコードの売り上げ減少の原因になったとしても、レコード産業もその責任は一部負うべきだと説明した。
「レコード会社はやっぱりあの時、きちんと時代の趨勢についていってなにが起きているのかをしっかり把握していなかったことの責任を負うべきなんだよ。大学の寮に籠もってソフトを開発した学生1人がレコード産業を殺したと、とてもぼくにはそう思えないからね」とジャスティンは説明している。
「でも、その一方でね、パフォーマーとしてステージやライブ活動をできなかったり、スポンサー契約とかにも恵まれなくてお金にならないから、結局、ほかの仕事を探さなきゃならなくなったソングライターもぼくはたくさん知ってるからね。そういうソングライターにとっては、今は本当にパイが最初からものすごく小さくて、そこから始めなきゃならない世界なんだよ」
『ソーシャル・ネットワーク』について語るジャスティンの動画インタビューはこちらから(→http://www.nme.com/video/bcid/635266949001/search/NME)
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