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    ジャスティン・ティンバーレイク、ハーフタイムショーでプリンスと共演。映像全編。ホログラムで出演は生前の本人の意志で阻止。

    ジャスティン・ティンバーレイク、ハーフタイムショーでプリンスと共演。映像全編。ホログラムで出演は生前の本人の意志で阻止。

    ジャスティン・ティンバーレイクが、スーパーボウルのハーフタイムショーに出演した。すでにその全編の映像がアップされている。


    また、P!NKの国歌斉唱の映像もアップされている。直前に口から何かを出しているので、ガムを噛んでいたのではと批判されたりしたが、この日風邪を引いていたので、のど飴だったとツイートしていた。風邪を引いていたにしては、素晴らしいパフォーマンスだったと言われている。


    ハーフタイムショーで一番話題となっているのは、プリンスとの共演だ。開催地がプリンスの出身地であるミネアポリスであるため、プリンスのトリビュートが行われたのだ。

    しかしこの出演をめぐり、直前まで論争が巻き起こっていた。というのも、当初は、プリンスがホログラムで出演すると言われていたからだ。これには、ファンが即座に拒否反応。ジャスティンがプリンスのアルバムがチャートに入らなかったことをジョークにしたこともありファンはそれも覚えていたのだ。

    さらに、シーラ・Eがツイート。
    「プリンスが私に絶対に僕のホログラムはやらないで、と言っていた。だからそんなことが行われたらクールじゃない」と。


    また「The FADER」によると、1998年に行われた「Guitar World」のインタビューでも、バーチャル・リアリティには反対であると語っていた。
    VRについて「あれは考え得る限り最も悪魔的なものだと思う。すべてはあるがままであるべきなんだ。僕がデューク・エリントンとジャムする運命にあったなら、彼と同じ時代に生きてないといけない。VRは悪魔みたいだよ。僕は悪魔じゃないからね」。「ビートルズが(“Free as a Bird”で)ジョン・レノンが、お墓から歌ったかのように彼の声を使ったけど、僕の場合は絶対にあんなことは起きない。そういうことを避けるためにも、アーティストによるコントロールが大事だと思うんだ」

    この反発を受けて、まずプリンスの兄弟がツイートで、ホログラムはないとツイート。


    さらに、シーラ・Eが、ジャスティンと直接話したとツイート。


    「皆さん、ジャスティンと今夜直接話しました。彼のプリンスとプリンスのファンへの敬意の言葉には感動しました。ハーフタイムショーが素晴らしいものになるのは間違いないから、楽しみだわ!ホログラムはありません!」と。

    最初からその計画がなかったのか、彼女が説得したのかよく分からないが、結局、プリンスは巨大なスクリーンに映し出されて、“I Will Die 4 U”が演奏された。

    NFLがプリンスのハーフタイムショーの舞台裏映像を公開している。


    さらに、ジャネット・ジャクソンが出演の噂もあったが、早くからジャネットが「出演しない」とツイートしていた。


    ツイッター上では、ジャネットを讃えようという#が出回っていた。


    ジャスティンは、ジャネットと共演した“Rock Your Body”をこの日パフォーマンスしたが、ジャネットの服がはだけてしまった瞬間の直前で”STOP!”と止めたのは、その時の事を思ってだろうと書いているメディアもある。
    https://www.vanityfair.com/style/2018/02/video-justin-timberlake-halftime-super-bowl-janet-jackson-homage-prince

    ジャスティンのこの日のセットリストは以下の通り。
    Filthy
    Rock Your Body
    Sonorita
    SexyBack
    My Love
    Cry Me a River
    Suit & Tie
    Until the End of Time
    I Would Die 4 U
    Mirrors
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