コンセプトは「山」✕「音楽」。まったく新しいスタイルを持ったニューカマーの登場である。その名はスーパー登山部。2023年に小田智之を中心に結成され、地元・愛知を拠点に活動をスタート。ライブハウスはもちろん、標高3000m近い白馬岳の山荘などでもライブを行うユニークな活動で注目を集めている5人組バンドだ。ジャズ、フォークなどを織り交ぜたオーガニックなサウンド、メンバー個々の演奏技術の確かさ、Hinaの表情豊かな歌声が溶け合う音楽性もこのバンドの魅力。そのポテンシャルは、桑田佳祐、蔦谷好位置が彼らの楽曲“燕”を高く評価したことからも明らかだ。何より素晴らしいのが、メンバー自身の「この音が気持ちいい」「この曲が好き」というピュアな衝動が真っ直ぐに伝わってくること。トレンドやシーンの動向を気にするのではなく、まずは好きな音を気持ちよく鳴らす。それこそが音楽の本質なのだと、このバンドは改めて示してくれている。インタビュー=森朋之 撮影=小財美香子
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年8月号より抜粋)
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