「『Sparkleの惑星X -ネ申-』へようこそ! メンバーのわがままによって追加されたこの『おかわり』公演、そろそろお腹がいっぱいになってまいりました(笑)」……吉井和哉(Vo・G/以下「吉井」)のMCに、LaLa arenaの客席がどっと沸き返る。
が、そのすぐあとに吉井が「しかし……俺はもっと欲しい! やったらやった分だけ腹が減る! 今夜こそ最後、ひとつになりたいです!」と突き上げた言葉が、満場のオーディエンスをさらなる熱気と歓喜の渦へと導いていった──。
昨年10月に始まった全国ホールツアー「THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 Sparkleの惑星X」30公演を別メニューの3ブロック制で実施した「BLOCK.1〜3」に加え、Kアリーナ横浜公演も含む「FINAL BLOCK」5公演を開催してきたTHE YELLOW MONKEY。さらに「FINAL BLOCK」終了後に発表されたのが、全4公演にライブハウス/ホール/アリーナ会場が入り乱れる追加公演「Sparkleの惑星X -ネ申-」だった。
他ならぬメンバーの要望で実現したセルフアンコール公演の最終日──約1年に及ぶツアーのグランドファイナルとなった9月3日。THE YELLOW MONKEY初のLaLa arena TOKYO-BAY公演となったこの日のアクトは、病からの完全復活を超えて過去最高レベルにタフなロックスター感を体現する吉井と、揺るぎない信頼感で結ばれたバンドの躍動感が渾然一体となって、ダイナミックなロックの絶景を描き出す絶演だった。(以下、本誌記事に続く)
文=高橋智樹 撮影=青木カズロー
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年11月号より抜粋)
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