いろんな人がWurtSを通して仲良くなっていく。
僕のカルチャーを通していろんな人がコミュニティを作って楽しそうにしてる、みたいなのを目指してる
WurtSは間違いなく今、最も可能性に満ち溢れたアーティストのひとり。
コロナ禍という特殊な状況、そしてSNSやサブスクによる音楽と情報を取り巻く加速度的な変化を受けてコンセプトが明確になったWurtSは、この2024年という時代に的確に対応しているとも言えるし、意図的にポジティブなアンチテーゼを唱えているとも言える。
無機質の中にあるエモーション、懐かしさの中にある近未来感、曖昧さから生まれる確かな答え、身も蓋もない現実の先に宿る愛、そして死の上で迸る生命力。
そんなものでできたWurtSの多様な価値観のスクランブル交差点のような音楽は、今を生きる僕たちのことをどこまでもまっすぐ受け止めてくれる感じがする。
そしてセカンドアルバム『元気でいてね。』は、そんなWurtSというカルチャーが全く新しい音楽の手触りと共に確かな形を持った作品。
間違いなく2024年最重要アルバムのひとつ!
どんどんWurtSは世界を映す鏡になってるし、世界がどんどんWurtS化しているとも言える今、改めてWurtSが何を考えながらここまで歩んできたのかに迫った。
インタビュー=古河晋 撮影=フジイセイヤ(W)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年12月号より抜粋)
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