現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』3月号に緑黄色社会が登場!“Actor”っていうタイトルのオーバーチュアから幕が開けて
1個の物語がはじまっていく絵が見えたんです(長屋)
2号連続インタビュー・後編
2022年の扉を開く傑作『Actor』を語る
インタビュー=古河晋 撮影=オノツトム
正解も不正解もない世界の中で、どうやってしっかりと肯定的に音楽を鳴らしていくか。先月号ではバンドヒストリーインタビューをお届けしたが、緑黄色社会が音楽集団として追求してきたことを辿ると、そんな一貫したテーマが見える。最新作『Actor』は、その道筋を改めてひとつの大きな物語として確かめ直すように作られたアルバムだ。なぜ自分たちは緑黄色社会として音楽を届けたいという想いに夢中で衝き動かされているのか。それぞれの楽曲が果たすべき役割をバンドとして演じ分ける変幻自在のフットワークと、そこに4人それぞれが自分にしかできないことを愚直に込める誠実さが合わさって、この『Actor』という緑黄色社会にしか作れない、そして今の世に届けられるべきアルバムはできている。そんな作品が、2022年の扉を開かないわけがない。我々が感じている確信を、その創作過程が詳細に語られたこのインタビューから感じてほしい。(古河晋)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号より抜粋)