クイーン、オアシス、グリーン・デイ……あの名曲もB面だった! A面よりも有名になったB面曲をご紹介
2019.05.01 12:00
かつて、カセットテープやアナログ盤などA面とB面が存在していた時代には、サポート的に収録されていたB面の曲の方が有名になってしまうことがあった。そんな、「A面よりも有名になったB面の曲」を「Radio X」がまとめており、その一部を抜粋してご紹介する。
クイーン “We Will Rock You”
もともと、“We Will Rock You”はシングル『We Are The Champions』のB面に収録されていた曲で、両曲ともに1977年のアルバム『世界に捧ぐ』に収められている。
ザ・ビートルズ “Revolution”
“Revolution”は、ザ・ビートルズのレーベル、Appleから最初にリリースされたシングル『Hey Jude』のB面に収録されていた。ジョン・レノンは、物議を醸すシングルとして“Revolution”をA面にしたがっていたが、ポール・マッカートニーが乗り気ではなかったそうだ。
オアシス “Half The World Away”
1994年12月にリリースされたシングル『Whatever』のB面に収録された“Half The World Away”は、シットコム『The Royle Family』の主題歌になった。
ザ・ローリング・ストーンズ “無情の世界”
“無情の世界(You Can't Always Get What You Want)”は、1969年12月にリリースされたアルバム『レット・イット・ブリード』の最後を飾る曲だが、その5カ月前に『Honky Tonk Women』のB面に登場していた。
ザ・スミス “How Soon Is Now”
ラフ・トレードのジェフ・トラヴィスは、“How Soon Is Now”はザ・スミスを代表する曲ではないと考え、同曲は1984年8月にリリースされた『William It Was Really Nothing』のB面に追いやられたが、1985年1月にはA面として日の目を見るチャンスを得た。
グリーン・デイ “Good Riddance (Time Of Your Life)”
もともと、1994年に作曲された“Good Riddance (Time Of Your Life)”は、シングル『Brain Stew』のドイツ版B面に初めて登場した。その後、1997年のアルバム『ニムロッド』のために同曲が再録音され、同年10月にシングルとしてリリースされた。
アンダーワールド “Born Slippy”
オリジナルの“Born Slippy”は1995年にシングルとしてリリースされたが、もっとおなじみのバージョン(正式タイトルは“Born Slippy. NUXX”)はB面に収録されていた。翌年、映画『トレインスポッティング』が同楽曲のボーカルをフィーチャーした“Born Slippy. NUXX”をサウンドトラックに収録したことで高い知名度を得ることになった。
最近だとプライマル・スクリームが「NME」が1986年にリリースしたコンピレーション・カセット『C86』と1986年のシングル『Crystal Crescent』のB面に収録されていた“Velocity Girl”のミュージック・ビデオを公開したように、過去のB面曲に新たなスポットライトが当たることも。ストリーミング・サービスの普及で気軽にB面曲も楽しめる今だからこそ、改めてその楽曲が持つ物語に注目してみたい。