ロッド・スチュワート、ライヴで客席に蹴りこんだサッカー・ボールが観客直撃。訴訟へ

ロッド・スチュワート、ライヴで客席に蹴りこんだサッカー・ボールが観客直撃。訴訟へ

ロッド・スチュワートはライヴで観客席に向かって蹴り込んだサッカー・ボールが顔面に当たったとして、観客に訴訟を起こされている。

公演は2012年10月にラスヴェガスのシーザーズ・パレスで行われたもので、訴えを起こしているのはロッドの大ファンで南カリフォルニアからライヴを観に妻と駆けつけていたというモスタファ・カッシェ。1万ドル(約110万円)以上の賠償と法定費用をロッド側に要求しているとビルボード誌が伝えている。

カッシェはサッカー・ボールで顔を打たれるとは思っていなかったと訴えていて、顔にボールを受けた後、ホテル付の医師に治療を受け、警察に対してホテル側による被害を訴え出たという。訴えによれば、その後カッシェは「嗅覚の喪失」などの疾患に悩まされているという。

ロンドン育ちのロッドは熱狂的なサッカー・ファンとして有名で、10代の頃にはプロ・サッカーの3部リーグのチームのトライアルも受けたことで知られている。ロッドが70年代より自身のライヴでは必ずといっていいほどステージからサイン入りのサッカー・ボールを蹴り飛ばすことはファンの間ではよく知られている。

なお、昨年ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズがオーストラリア公演でライヴ終了とともに観客席に向かって投げ込んだコードレス・マイクが観客の顔面に命中するという事故が起きているが、この観客は歯の治療代を求めて訴訟を起こしている。

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