単独公演は6年ぶり! チャーミングで心温まるステージを見せたUK発のデュオ:ホンネ。これまでで最もパーソナルな新作『アウチ』と日本での思い出を語る

単独公演は6年ぶり! チャーミングで心温まるステージを見せたUK発のデュオ:ホンネ。これまでで最もパーソナルな新作『アウチ』と日本での思い出を語る

現在発売中のロッキング・オン6月号では、ホンネのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「聴いていて前向きになれるアルバムにしたいと思うんだ。僕たちの曲を聴いて旅に行った気分になって、曲が終わるころには心が弾んでいる、みたいな」


●2年ぶりの来日ですが、久しぶりの日本はどうですか?

ジェイムス「日本に戻ってくるといつも、ハッピーな気持ちになれるよ。昨日は大阪に行ったんだけど、できるだけ早起きして、大阪城までランニングもしたし、街をとことん体験し尽くしたんだ。日本酒の醸造所見学とかね。確か創業200周年とか言っていたと思う。すっかり日本酒に詳しくなったよ。で、今日新幹線で東京に来たんけど、気が狂ったように街のあちこちを走り回っている。まずは代官山と……」

アンディ「……中目黒だね。代官山の蔦屋書店にも行ったよ」

ジェイムス「もう東京には何回も来てるから、ここだけはぜひ行っておきたいっていう場所が山ほどあるんだ」

●前回の来日はサマーソニックへの出演だったので、単独公演は6年ぶりです。今回の来日公演にはどんな気持ちでのぞんでいますか?

ジェイムス「そんなになるんだ」

アンディ「前回はコロナ前だったかな? 今回はライブのプロダクションもかなり大掛かりになって、僕たち2人なりにいろいろ考えて工夫を凝らして、照明も小道具も充実させたんだ。バンドも今までで一番規模が大きくてステージに登場するミュージシャンも増えた。それは、僕たちにとっても、来てくれるお客さんにとっても、できるだけ楽しいものにしたいっていう気持ちがあるからなんだよね。ファンからのフィードバックを見てると、みんなも心からライブを楽しんでくれていると思う」

●ライブ、楽しみにしています。このインタビューの掲載号ではダンスロックを特集します。ダンスロックに馴染みはありますか?

ジェイムス「僕たちはケミカル・ブラザーズみたいなバンドを聴いて育ってきたよ。すごくエネルギーに満ちていて、聴くだけでドキドキする。どこにいてもその場の雰囲気を一変させて、場の熱気がワンランクアップする。みんなで盛り上がって感じるものがあるところがいいと思うね」

アンディ「僕はグラストンベリー・フェスでケミカルのステージを観たけど、あれは自分が観た中だと史上最高クラスだったな。みんなすっかり我を忘れて盛り上がっていたよ。それと、僕たちのようなミュージシャンにとっても励まされるものがあるんだ。これは乱暴な言い方かもしれないけど、ダンスミュージックって、シンセやコンピューターがベースにある音楽だから、基本的にステージ上にいるミュージシャンの数は少ないよね? だから、グラストンのような大きなステージでやる時は、プロダクションをかなり大掛かりなものにしなければいけない。それがわかっているだけに、ケミカルみたいなステージを観ると、『ライブでこんなことができるんだ』って、ヒントをもらえるんだよね。ビジュアル面ですごく力が入っているから」

●では、最新作について教えてください。今作は何にインスパイアされたんですか?

アンディ「僕らのアルバムはどれも、それまで数年の自分たちの人生を振り返ったもの。僕はこの2年で子どもが2人産まれて父親になった。そういう経験が、このアルバムに反映されているのは間違いないね。『アウチ』(痛い!)っていうタイトルだから、ちょっと悲しげに聞こえるかもしれない。でも実際はむしろすごくポジティブなアルバムなんだ。表現されている感情の振れ幅も大きくて、うれしかったことがたくさん表現されていて、そこにちょっとは落ち込んだ話も入っている。でも振り返ってみても、すごくいい数年だったと、心から言えるよ。『アウチ』は個人的なエピソードを語ったものだし、未来へのメッセージも込められている。子どもたちがもう少し大きくなったら、聴いてもらいたいと思ってね」

(以下、本誌記事へ続く)



ホンネの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』6月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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