オアシス16年ぶりの再結成ツアー開始。セットリスト、映像などを集めました

オアシス16年ぶりの再結成ツアー開始。セットリスト、映像などを集めました

発表された時は、「まだまだ先だ」と思っていたオアシスの再結成ツアーが、とうとう始まった。ファンの皆さんの中には、「再結成までに兄弟喧嘩が起きたらどうしよう…」と密かに気を揉んでいた方もいたのではないだろうか。

しかし、7月4日、カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで、さまざまな報道によると世界中からのファン7万人を集め、歴史的とも言えるライブが無事開催された。

日本から現地へ向かったファンの方も多かったのではないか。私は残念ながら現地には行けず、ライブの様子を知るため、ネット上を検索しまくっていた。

以下のその中から、見つけた情報をいくつかご紹介。

1)初日 登場の瞬間:
まず何より見たかった登場の瞬間の写真。
公式サイトが、2人がなんと肩を組んでいる写真をポスト。これが素晴らしすぎる。これだけで涙したファンも多かったのではないか。思わず「オアシス、ありがとう」とすでに幸せになった瞬間だった。


そして続けて、ステージに立った瞬間に2人で一緒に手を高く上げた。
だが、この写真をよく見ると、リアムはノエルの袖を掴んでいて、実際には手を繋いでいないように見える。また、この瞬間にノエルが泣いていると書き込んでいるファンもたくさんいたが、個人的には泣いているかどうかまでははっきり分からない。




登場時の映像はこちら。


2)セットリスト:
2日間のセットリストはまったく同じ。
オアシスの“ベスト”と言える内容だったと思う。

オアシス16年ぶりの再結成ツアー開始。セットリスト、映像などを集めました
オアシス16年ぶりの再結成ツアー開始。セットリスト、映像などを集めました

全体の割合としては、ファーストとセカンドが多め。
『(What's the Story) Morning Glory?』8曲
『Definitely Maybe』6曲
『The Masterplan』5曲
『Be Here Now』2曲
『Heathen Chemistry』1曲
“Whatever”(1994年シングル)

3)初日映像

“Hello”
まさにオープニングにふさわしいタイトルだし、“It's Goot to be Back"という歌詞もぴったりだ。


“Acquiesce”
曲の前に、リアムが「美しき人々よ。しばらくだったな」と語ったそう。
https://www.manchestereveningnews.co.uk/whats-on/music-nightlife-news/liam-gallaghers-opening-words-oasis-31981698
「俺たちはお互いを必要としているから/お互いを信じているから」という歌詞について、
ノエルは以前、「みんながふたりのことを歌っていると勘違いしているけど、違う」と言っていたが、
ふたりでボーカルを務める曲でもあり、
“Hello"からの流れにぴったりだ。


“Morning Glory”


“Cigarettes & Alcohol”
リアムが、曲の始まる前に「美しい人たちよ、後ろを向いて、隣の人と肩を組んでくれ。それで曲が始まったら飛び跳ねろ!」と呼びかけたそう。
https://www.manchestereveningnews.co.uk/whats-on/whats-on-news/liam-gallagher-tells-fans-weve-31999138


“Cast No Shadow” 当たり前だけど、ふたりで一緒に歌ってる。


“Live Forever”が、7月3日に交通事故で亡くなったリバプールのサッカー選手、ディオゴ・ジョッタに捧げられた。


チケットの価格について、リアムもノエルも途中ジョークを飛ばす場面があった。
リアムは「楽しんでる? チケットに4万ポンド払った価値はあった?」と皮肉ったが、記事によるとこのジョークには怒ったファンもいたらしい。


ノエルも自身のボーカル曲のあとに、「今のは175ポンドの価値はあったかな? いや210ポンド、そうだと思ったら250ポンドだったね」と価格が上がり続けるダイナイックプライシングを皮肉ったようだ。

“The Masterplan”の前に、ノエルが20代の若者に向けて素敵なメッセージ。
「この曲を、俺たちをリアルタイムでは見たことすらない20代の人たちに捧げる。君たちが音楽を聴き続けてくれたおかげで、20年後の今、俺たちはここに立てている」


“Wonderwall”


“Don’t Look Back in Anger”

“Don’t Look Back in Anger”では、マンチェスターのシンボルである「蜂」の映像が登場。元々は産業革命期の勤勉な労働者の象徴で、今ではマンチェスターの団結と再生のシンボルとなっている。特に2017年のマンチェスター・アリーナでのテロ事件後は、追悼と、団結、希望の象徴として使われている。


“Champagne Supernova”
最後の曲の前にリアムがコメント。
「よし、最高の奴ら。これが最後の曲だ。
ここまで長い間付き合ってくれてありがとな。
俺たち、色々と面倒な奴らだっただろう?
“Champagne Supernova”だ。ありがとう」
https://www.manchestereveningnews.co.uk/whats-on/whats-on-news/liam-gallagher-tells-fans-weve-31999138


そして、退場時には、2人が奇跡のハグ。


その直後、リアムだけがステージ裏に用意された車に乗って即退場。
それでNYタイムズの記事にもその様子が書かれていたが、実際そうだった。
これは「やはり実は仲が悪い」ということではなく、むしろ世界中で待っているファンのためにも、今後また喧嘩するようなことないようにという配慮(と勝手に想像)。何事もなく、日本まで辿り着いて欲しい。


https://www.nytimes.com/2025/07/05/arts/music/oasis-reunion-tour-review.html


4)2日目映像
なんと2日目、登場時にはふたりが本当に手を繋いで登場! しかもリアムがノエルにお辞儀し、ノエルがリアムにお辞儀。ファン大興奮。




退場時も再びハグ。



バンド紹介では、ノエルが
「ギターは、彼がいなかったら、この再結成ツアーも実現しなかった」とボーンヘッドを紹介したそう。


このあとは、7月11日から、いよいよ地元マンチェスターで5公演。

ライブに先駆けて、ギャラガー兄弟の子供たちがWマガジンでバーバリーのファッションシュート。

会場からもインスタ投稿あり。

日本公演まではあと111日!!!

そういえば、日本の公式サイトでグッズの発売も開始。
https://x.com/Oasis19931997/status/1942029434363744275

また渋谷 MIYASHITA PARKでポップアップショップも開催予定。
ライブ当日に長蛇の列に並ぶのは避けたいので、可能ならここで先に買っておきたい。
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on