フジロックでの初来日も決定! オーストラリアのギターデュオ、ロイエル・オーティスを直撃。話題のデビュー作について語る

フジロックでの初来日も決定! オーストラリアのギターデュオ、ロイエル・オーティスを直撃。話題のデビュー作について語る

【今月の気になるあいつ】ロイエル・オーティス

ロイエル・マデル(G)、オーティス・パヴロヴィッチ(Vo/G)から成るシドニー出身のインディーロックデュオ。19年の結成以来、爽やかでポップ、時にサイケデリックなインディーサウンドで話題を呼ぶ。24年に発表したダン・キャリーによるプロデュースのデビューAL『プラッツ・アンド・ペイン』は、オーストラリアを始め世界中のチャートにランクインし大きな注目を集めた。今年7月には初来日公演となるフジロックフェスティバルへの出演が決定している。

現在発売中のロッキング・オン6月号では、「気になるあいつ」にてロイエル・オーティスを掲載しています。本記事の一部をご紹介。



●『プラッツ・アンド・ペイン』は、耳に残るメロディと同時に、硬質でインダストリアルなドラムの音が印象的でした。加えてベースラインの美しさも特徴的で、カンやジョイ・ディヴィジョン、DIIVを思い出しました。こうした音作りは意図していましたか?

ロイエル「うわ、それめっちゃ嬉しいな。今挙げてくれたバンド全部好きだし、どの楽器からもメロディが聴こえるようにしたいっていうのはずっと意識していることなんだ。インダストリアルなサウンドは、プロデューサーのダン・キャリーの影響がデカい。あの人、マジでビートに関してはマッドサイエンティストだから(笑)」

オーティス「俺もジョイ・ディヴィジョンはずっと聴いてたし、アルバム作ってたときにはちょうどニュー・オーダーにハマってたんだ」

●今名前も出ましたが、プロデューサーのダン・キャリーとの仕事はいかがでしたか。

ロイエル「もともとダン・キャリーの手掛けた作品のファンだったんだ。フォンテインズD.C.やウェット・レッグの作品が大好きだったし、カイリー・ミノーグの“スロウ”も好きだった。最初にダンと会ったときにはこっちもビビってたんだけど、強面をしためっちゃチャーミングな人だった(笑)。共通の友人を通じて今回の仕事が実現したんだけど、彼がやりたくない相手とは絶対に仕事をしない主義なのは知っていた。うちのバンドに興味を持って受け入れてくれて、ただただ嬉しかったよ」

●ダンとはどのようなディスカッションがありましたか?

オーティス「いくつか違ったテイストの曲を持っていって、最初の週はそれをひたすら1曲ずつ精査した。そこから、MPC(サンプラー)を使いながらその場であれこれ音をいじったりして曲を拡大して、全体像を描いていった感じ。実際、MPCで作った音もいくつかの曲で採用されてるよ」

ロイエル「今回みたいな作り方は自分たちにとっても初めての経験だったけど、何かを押しつけられるということは一切なく、むしろこっちがどういう方向を目指してるのかに、前のめりで興味を示してくれた。こっちもダンの作品をすごくリスペクトしてるし、この人なら信用できるっていう信頼関係があったから、ダンのテイストが出ても安心して受け入れることができた」


続きは、『ロッキング・オン』6月号で! ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

フジロックでの初来日も決定! オーストラリアのギターデュオ、ロイエル・オーティスを直撃。話題のデビュー作について語る
rockin'on 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on